令和元年5月17日に改正建築物省エネ法が公布され、住宅用途関連は以下の内容が追加されました。
【2019年11月16日から利用可能な内容】
 ・住棟平均による外皮性能評価(共同住宅のみ)
 ・住宅共用部の任意評価
 ・8地域の冷房期の平均日射取得率を見直し(※2020年4月1日からの内容)
【今後整備される内容】
 ・フロア入力法→共同住宅の外皮、一次エネ計算の簡易計算方法(2020年4月試行版公開、正式版は2020年10月1日に公開予定)
 ・モデル住宅法→戸建住宅の外皮、一次エネ計算の簡易計算方法(2020年4月試行版公開、正式版は2021年4月初旬に公開予定)
今後整備される内容は反映しておりませんのでご注意ください。
公開され次第反映する予定です。

省エネルギー計算(住宅)
平成28年省エネルギー基準の届出概要
共同住宅の場合
※仕様の異なる住戸全て評価が必要
※住宅共用部は一次エネルギー消費量計算による(PAL*は無し)
非住宅・住宅算出方法告示【第265号】による場合 住宅仕様基準告示【第266号】による場合
各住戸におけるUA値、ηAC値について
【住戸評価】(各住戸) 【住戸評価】(全住戸平均) 仕様基準
各住戸について
UA設計値UA基準値
かつ
ηAC設計値ηAC基準値
住棟について※1
UA設計値UA基準値
かつ
ηAC設計値ηAC基準値
住戸の外皮の仕様が
基準仕様に適合していること
各住戸における一次エネルギー消費量について
【住戸評価】(各住戸) 【住戸評価】(全住戸平均) 仕様基準
各住戸に対する判定なし 住戸の外皮の仕様が
基準仕様に適合していること
対象建築物における一次エネルギー消費量について
【住戸評価】(各住戸) 【住戸評価】(全住戸平均) 仕様基準
各住戸設計値の合計各住戸基準値の合計
共用部設計値の合計※2共用部基準値の合計※2
各住戸の設備機器の仕様が
基準仕様に適合していること
※1 全住戸の平均値を判定する評価方法(全住戸計算した上、平均値を算出し適否を判断する)
※2 共用部は評価対象外としてもよい(任意)

参考 UA・ηAC基準値の比較
【住戸評価】(各住戸)
地域区分  1  2  3  4  5  6  7  8 
UA 外皮平均熱貫流率
(W/u・K)
0.460.460.560.750.870.870.87-
ηAC 冷房期
平均日射熱取得率
----3.02.82.73.2
(6.7)
 2020年4月1日から「6.7」

【住戸評価】(全住戸平均)
地域区分  1  2  3  4  5  6  7  8 
UA 住棟単位外皮平均熱貫流率
(W/u・K)
0.410.410.440.690.750.750.75-
ηAC 住棟単位冷房期
平均日射熱取得率
----1.51.41.32.4
(2.8)
 2020年4月1日から「2.8」
戸建住宅の場合
非住宅・住宅算出方法告示【第265号】による場合 住宅仕様基準告示【第266号】による場合
住戸におけるUA値、ηAC値について
UA設計値UA基準値
かつ
ηAC設計値ηAC基準値
住戸の外皮の仕様が
基準仕様に適合していること
住戸における一次エネルギー消費量について
住戸設計値住戸基準値
住戸の設備機器の仕様が
基準仕様に適合していること
平成28年省エネルギー基準の計算内容
性能基準
【外皮】
UA値(外皮平均熱貫流率) + ηAC値(冷房期の平均日射取得率)
概要 UA値とは住宅の内部から外部へ逃げる熱量(壁・床・天井及び開口部など熱的境界からの熱損失量)を外皮全体で平均した値をいいます。
ηAC値とは屋根又は天井・外壁・開口部の冷房期日射熱取得量を外皮全体で平均した値をいいます。

UA値とηAC値は、気候条件によって全国の市町村を1〜8の8つの地域に応じた基準値を定めています。
(UA値・・・8地域基準無し、ηAC値・・・1〜4地域基準無し)

外皮条件が異なる住戸は全て評価が必要です。
代表的な省エネルギー
手法
断熱構造とする部位の断熱強化(断熱材厚を増加させる、より高性能な断熱材を採用する)
開口部の断熱性能及び日射遮蔽性能の強化(複層ガラスやLow-eガラスを採用する)
構造熱橋部の断熱補強

「別表第3〜8の仕様表」を用いた場合
概要 UA値(外皮平均熱貫流率)+ηAC値(冷房期の平均日射取得率)の計算仮定の一部を簡易化した計算手法です。

UA値計算において、各部位の熱貫流率を別表第3〜8に示されている内容と同等以上の性能を有する場合には表に示されている値を用いることができます。

ηAC値計算は通常計算と変わりありません。

外皮条件が異なる住戸は全て評価が必要です。

【設備】
住宅及び住戸の一次エネルギー消費量
概要 住宅及び住戸の一次エネルギー消費量(MJ/年)は、暖房設備、冷房設備、機械換気設備、照明設備、給湯設備(太陽熱利用給湯設備、コージェネレーション設備を含む)、その他のエネルギー消費量とエネルギー利用効率化設備(太陽光発電)による削減量(MJ/年)をそれぞれ計算し、合計して求めます。

住宅及び住戸を「主たる居室」、「その他の居室」、「非居室」に分け、外皮性能計算から求められる数値を使用して計算を行います。

設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量を下回れば基準適合となります。

外皮条件及び設備条件が異なる住戸は全て評価が必要です。

仕様基準
【外皮】
外皮仕様基準(住宅仕様基準告示【第266号】)
届出上の使用条件 開口部比率の条件に合致した場合のみ評価可能です。また、住宅性能評価断熱等性能等級4仕様と同等に限ります。
概要 外皮仕様基準は、「住宅仕様基準告示【第266号】」に定められている各項目を満たすかどうかをチェック方式で行う評価方法です。

<<評価項目>>
「部位の熱貫流率基準」、若しくは「断熱材の熱抵抗値基準」
「構造熱橋部の基準」
開口部比率の基準に応じ定められた「開口部の熱貫流率基準」、及び「日射遮蔽仕様の基準」

【設備】
設備仕様基準(住宅仕様基準告示【第266号】)
概要 設備仕様基準は「住宅仕様基準告示【第266号】」に定められている各項目を満たすかどうかチェック方式で行う評価方法です。
設備機器の効率等の確認を行います。評価対象設備は、暖房、冷房、全般換気、照明、給湯です。

計算プログラム
住宅・住戸の外皮性能を
求めるプログラム
弊社では省エネルギー基準に準拠した自社開発プログラムを使用しています。
(販売はしておりません)
住宅・住戸の一次エネルギー
消費量を求めるプログラム
WEBプログラム エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)を使用しています。
※ 国立研究開発法人建築研究所ホームページ掲載
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