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技術計算プログラムに関するQ&A

共通事項

1. データをバックアップしたいのですが、どうしたらよいのでしょうか?

データフォルダは、起動メニューにある「物件データのディレクトリ設定内容」に表示されています。
(例:C:\Tdc_w\Jfuka\Project)
このフォルダの下にある「B*」(*は物件番号)というフォルダを、エクスプローラなどを使用して、別の場所に移してください。

2. 印刷時、用紙などについて注意する点がありますか?

用紙は「A4横」に設定してください。また、フォントも設定してください。

3. 別の記憶装置で作業をしたいのですがどのようにしたらよいのでしょうか?

起動メニュー画面にある「C.システムユーティリティ」→「1.ドライブ環境設定」にて、物件データのフォルダ変更を行ってください。
※フォルダ名の最後にはProjectという文字が入っていることをご確認下さい。

4. 実行時エラー(5)が発生してしまうのですが。

原因の特定は難しいため、発生時は弊社まで御連絡下さい。

5. 実行時エラー(76)が発生して、プログラムが終了してしまいます。

プログラム中で指定されているファイルまたはフォルダが存在しない場合に発生します。起動メニュー上に表示されているディレクトリ名称が次のようになっていることを御確認下さい。

空調負荷計算(国交省版)
プログラム … *:Tdc_w\JfukaR3
物件データ … *:Tdc_w\JfukaR3¥Project

空調負荷計算(空調便覧版)
プログラム … *:Tdc_w\Bfuka
物件データ … *:Tdc_w\Bfuka¥Project

空気線図
プログラム … *:Tdc_w\Air_ch2
物件データ … *:Tdc_w\Air_ch2¥Dt

配管抵抗計算
プログラム … *:Tdc_w\*pipe
物件データ … *:Tdc_w\*pipe¥Project

ダクト抵抗計算
プログラム … *:Tdc_w\KDuctR3
物件データ … *:Tdc_w\KDuctR3¥Project

総合騒音計算
プログラム … *:Tdc_w\Ncr
物件データ … *:Tdc_w\Ncr¥Project

熱負荷計算

1. 入力関連 (1) 設計条件 (2) 部屋データ (3) 負荷計算 2. 計算結果

1-(1)-(a) 気象データは独自のデータに書き換えることができるのでしょうか?

マスターデータに入り各項目の内容を書き換えることができます。ただし書き換えた内容がマスターデータとなります。以前のデータが必要な場合は別の場所にコピーしておいてください。

1-(1)-(b) 室内条件一括設定とは何の為にあるのでしょうか?

室データ入力作業省力化のためのものです。室内条件(室内温湿度)、運転時間、照明負荷、外気負荷で同一となるものを何種類か設定しておき、室データ入力時、室内条件一括設定で設定したものの中から選択するだけでかなりのデータが入力できてしまいます。例えば事務所ビルでは事務室、会議室、その他位に分けて室内条件一括設定入力しておくと良いでしょう。

1-(1)-(c) 熱回収を考慮して計算させることができますか?

便覧版は可能です。照明、機材、人員の熱回収を考慮することが可能です。部分負荷率の熱回収率を設定することにより対応できます。

1-(2)-(a) 入力用紙はあるのですか?

計算する対象室の部屋名等を入力してから部屋データの印刷出力を行ない、これを入力用紙として使ってください。

1-(2)-(b) 似たような部屋を入力する場合、部屋データをコピーしてから部分修正はできますか

できます。複写機能を利用して,部屋データをコピーしてから部分修正を行ってください。

1-(2)-(c) 外床は、どこに入力すればよいのですか?

外床は屋根での入力を原則としてください。

1-(2)-(d) 装置負荷集計を求める場合、同じ部屋がいくつもあったらそれぞれ入力をしなければならないのでしょうか。

入力しなくても集計できます。各部屋データ入力時に、同一室数の数を入力することにより集計できます。

1-(3)-(a) 負荷計算出力用紙中の補正係数とはどのように決めたものなのでしょうか?

「負荷計算用各種係数設定」画面内にある、以下の項目を乗算した数値となっています。
1) 余裕係数
2) 間欠運転係数
3) 送風機運転係数

1-(3)-(b) 「非空調室温度」の入力における、「計算レベル」はどのように使うのですか?

例えば、客室と会議室が並んでいる状況の中で、会議室が空調している時と空調していない時を別に分けて計算を行う時などに使用します。

1-(3)-(c) 冷房(または暖房)のみの負荷を出力したいのですが。

室データ入力メニューにある「2.室計算環境設定(オプション)」の画面左上にある「1.計算範囲」を変更してください。

1-(3)-(d) ファイル出力または画面出力で、室毎の計算結果も出力したいのですが。

現在のバージョンではできません。次期バージョンアップ時に変更の予定です。

2-(1) 人員密度、照明負荷の計算結果が0で出力されてしまうのですが。

負荷パターンなどの設定が適切でない場合に発生します。調べる箇所は以下のとおりです。
1) 「設計条件作成」
「7.部分負荷率」
2) 「室内条件入力メニュー」の
「2.照明」
「5.人体負荷」→「1.人体密度」
3) 「設計条件一括設定」
「3.照明負荷」
「10.人体密度」
4) 「室データ入力」→「3.室内条件、室内発熱」の
「1.室内条件及び照明(オプション)」
「3.機器発熱及び人体負荷(オプション)」

2-(2) 暖房時の負荷計算結果がマイナス値にならないのですが。

これは仕様で、計算を行わないようになっています。詳細を計算する必要がある場合は、MICRO-HASP等で計算を行って下さい。

ダクト抵抗計算

1. 入力関連

1-(1) 同一系統で材質の違う部材の入力はできますか?

できます。データ1区間は材料の種類と部材の種類とサイズを入れます。材料が異なる場合は材料の種類を変えて下さい。

1-(2) 局部抵抗係数を追加する事はできますか?また現在のデータを修正することはできますか?

部材単体であれば数値を入力できます。【A_23_1】【B_21_1】などをお使いください。

1-(3) 計算結果を印刷しょうとしましたが、印刷できませんでした。

データ入力−送風機名称各種計算条件の出力組合せで計算する区画の設定を行い、演算出力−出力計算条件の出力系統設定などの設定が行われていることを確認してください。

1-(4) 区画とはどういうことですか?

ダクトは一般的に下図のように枝分かれします。数種類のルートを計算する場合、入力位置を区画と言う概念で分けておき、計算時に、計算したいルートの区画を選択することにより、任意のルートの計算が可能になります。

配管抵抗計算

1. 入力関連

1-(1) 同一系統で材質の違う部材の入力はできますか?

データ1区間は材料の種類と部材の種類とサイズを入れます。材料が異なる場合は材料の種類を変えて下さい。

1-(2) 共通している場合、その部分をコピーできますか?

できます。コピーするデータ区間を指定してコピーしてください。

1-(3) 局部抵抗係数を追加する事はできますか?

現在のデータを修正することはできません。現在のデータと違うデータを入力したいときはデータ部材の種類に[直接入力]がありますのでこれを選択して抵抗を直接入力してください。

総合騒音計算

1. 入力関連

1-(1) 騒音値の表記は?

オクターブバンドではCスケール、オーバーオールではAスケールで表記されています。

1-(2) 発生騒音の計算方法が4方式ありますが、このうち、カタログ値PWLとは?

発生騒音では音源のPWLを算定あるいは入力します。建設省方式および建築学会方式は送風量、静圧などより計算によりPWLを算定します。測定値SPLは音源からある距離で測ったSPLよりPWLを算定します。ご質問のカタログ値PWLはメーカーなどよりPWL値を入手し、直接PWL値を入力する方式です。

1-(3) 屋内系騒音計算で室の周壁からの騒音を行おうとしたが入力画面がでてきません。どうしたらよいですか?

屋内系騒音計算の室内許容騒音設定騒音計算の伝播経路で室の周壁からの騒音にチェックを入れてください。他の伝播経路についても(屋外系騒音計算も同様)チェックがなければ入力画面は現れません。ただし、チェックを入れると、どの伝播経路の騒音も、同等のレベルであるという前提で、寄与係数が算定されてしまいますので注意してください。

1-(4) 屋上で空冷ヒートポンプ屋外機と送風機室のガラリとの合成音は、計算できるのですか?

屋外の騒音には以下の3種類があります。

(a)設置機器系 … 屋外に設置してある機器から発生する騒音の対策
(b)壁透過音系 … 外壁を透過してくる屋内機器等の騒音の対策
(c)ガラリー系 … ガラリーから発生する空調機器の発生騒音の対策

(a)〜(c)までの騒音を合成することができます。
計算範囲の設定で計算を行う範囲を設定してください。
設定した範囲の騒音が合成されます。

1-(5) 屋上室外機が10台ある場合は、どう入力すればよいのでしょうか?

直接10台を計算できません。分割して入力することになります。まず1台について騒音値を入力します。計算で求める場合は必要なデータを入力して騒音値を求めます。次に、1台づつ入力し得られた計算結果を別途ツールにて合成させて下さい。

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株式会社ティーディーシー
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